WORKS施工実績
駅南庁舎屋上広告塔解体工事
撤去前
撤去後
- 課題
階下の市役所庁舎を使用しながらの解体作業であるのと同時に地上43.0m夜間作業のクレーンによる吊りながらのガズ溶断作業が主体の解体工事でしたが春先の夜間作業ということで作業中の突風による危険性及び夜間作業による作業効率の低下、クレーン作業能力の限界等があり、工期の遅れと夜間作業の危険性が懸念されました。
- 対策
以上の問題点の解決策として山田産業の出した答えはこれでした。
夜間クレーン作業の安全性を確保するため1カット当たりの吊り上げ重量を軽くする計画を打ち立てました。
その為には建物全体の重量を軽減する事が必要となり、看板広告塔の梁、柱の構造体以外の部材を日中作業で人間が持ち運びできる重量までガス溶断により解体を行い、予め設置した養生兼用ステージにウインチ、ロープを使用して吊り降ろし、台車等を使用して屋上階駐車場の2tダンプに積込み、場外搬出をしました。また作業環境の良い日中に作業が可能となった為、作業人員を大量増員し、山田産業得意の手作業解体により看板広告塔上部四方よりガス溶断で切断作業を行うと同時に搬出作業を行い、クレーン作業前に全体の40%にあたる約20tの鋼材の解体、搬出作業をすることで工期短縮と安全性確保を図りました。
また季節風により突風対策として構造体からの壁つなぎの増加及び補強を行い、万が一に備え養生シートをたたみ易いように工夫をしました。
- 結果
その結果、当初夜間作業の見込み日数の1/2以下の3日でクレーン、溶断併用作業を無理なく安全に作業をすることが出来ました。